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タグ : 清原和博 9件あります

山本昌が説く「先発投手が勝つためのレシピ」

テレビの野球解説を聞いていてもわかるが、山本昌の話は面白い

あんなに長くの現役生活を送ってきたのだから、いろいろ考えてやってきたに違いないが、そのやってきたことをきちんと言葉にできる、数少ない方だろう。

日経にもコラムの連載が開始され、それを読むのが楽しみになりつつある。
以下は、本日の日経朝刊の山本昌氏のコラム「先発勝ち投手の『レシピ』」より。
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清原和博の歩んできた「男道」:その他、全般編

清原和博の2009年の著作、「男道」。

最終回、第4回目の今回は、今までの3回には入らなかったエピソードの中から、心に留まった箇所を記していく。
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清原和博の歩んできた「男道」:巨人とのこじれ、オリックスへの移籍、引退編

清原和博の2009年の著作、「男道」。

第3回目の今回は、FAで憧れの巨人に入ったものの、自身の成績の悪化とともに球団との関係性はこじれ、仰木彬からのラブコールを受けてオリックスへ移籍、そして引退へ編である。
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清原和博の歩んできた「男道」:桑田との出会い、運命のドラフトからのKK物語編

清原の2009年の著作であり、私が大好きな「男道」。

第2回目の今回は、本書の中で、何と言っても一番興味深いテーマである、桑田真澄との関係性について。
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清原和博の歩んできた「男道」:子供時代~PL学園編

清原和博のことを、自分は好きなのか、嫌いなのか。
取り立ててファンだったことはないし、敢えてその動向に注目したこともなかった。

しかし、PL学園でのKKの活躍には、小さい頃の自分は胸を躍らせていたし、まぎれもない時代の寵児であったし、やはり、時間が経っても自分にとってのヒーローであることに変わりはなかった。(PL時代は、私はどちらかというと桑田派ではあったが)
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早くその覚醒した姿を見せてほしい 中村剛也

Number Webでの中村計氏のコラム「清原、秋山、石井を越えるその才能。中村剛也が60本打てないはずがない。」より。

西武の前バッテリーコーチの光山英和は、中村を評してこう言う。

今まで清原とか、秋山さんとか、石井さんとか、いろんなホームランバッターを見てきたけど、ホームランを打つことに関しては、あいつが断トツ。ボールの飛び方がぜんぜん違う。ちょっと次元が違うね。ああいうのが、ほんまのホームランバッターって言うんやと思う

ホームラン打者にとっては、いかに楽に打席に入れるかが大事だという。

ブランコが、中日からDeNAに移籍した2013年序盤にホームランを量産した理由は、前打撃コーチの高木豊によると

球場が狭くなって、ボール球を振らなくなった。中日時代は球場が大きいので、振らなきゃいけない、というのがあったんだろうね

また、バレンティンが覚醒した理由も似ており、ヤクルト打撃コーチの池山隆寛によると

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最初の何本か、立て続けに右方向へホームランを打った。それで『今年のボールは飛ぶ』と。あれで心理的に楽になったんだと思う

中村も2011年に、似たような話をしていたという。

飛ばない、飛ばないっていう報道がバンバン出ていたので、自然と力んでいた。でもあるとき、詰まっても飛ぶんだなというのがわかった。そこから打席の中で余裕を持てるようになった

その結果、飛ばないボールを使っていたにもかかわらず、48本ものホームランを量産した。

千葉ロッテの井口によると、同じホームランバッターでも中村とジャイアンツの阿部慎之助では全くスイングが違うという。

おかわり君は、ぜんぜん振ってるように見えないんですよね。かるーく振ってる感じ。それできれいにバットにボールを乗せて運ぶ。あれはなかなかできない。慎之助なんかは、ブンブン振ってるように見えるからね

中村自身も

最低限、振れる力で振りたい。7割、8割ぐらいの感覚ですかね

と語っている。

さらに、バットの材料の違いにも中村の打撃の特徴がよく表れている。
バレンティンはメープルの中でも特に硬質な素材を好んで使っているのに対し、中村はメープルは反発するからとしなりがきくアオダモにこだわる。

バットに長い時間、ボールが接地している感覚を大事にしたいんです。どれだけバットをしなやかに、やわらかく使えるか。それを追求してる。僕はパワーではなく、技術で打ってると思ってるんです

やわらかくしなやかに振るという意味では、引退した広島の前田にも通じるところがあるように思える。

清原のこだわりが見えた野田との1打席真剣勝負

Sponichi Annexに連載されている中川充四郎氏のコラムより。
西武OB清原氏に見た「野球人」のこだわり』。

2013年の8月30日から9月5日まで「レジェンド・シリーズ2013」と銘打って、パ・リーグの各球団は往年のユニホームを着用。それに関連したイベントとして、8/30の試合前に西武OBの清原とオリックスOBの野田が「1打席真剣勝負」を行なった。

打席での清原の表情は真剣そのもので笑顔はなし。とはいっても右前に落とした対戦後には笑顔を見せた。その後、右打席をならしたのは、昨年の自身の始球式後にマウンドをならしたのと同じ気持ちからだろう。

もう一つ感心したのは自前のバットとヘルメットを持参してきたこと。バットは借用しヘルメットまでは用意しないのが普通。これが清原の持つこだわりと「野球の美学」だ。イベント後の試合観戦で、おそらく来年から自分が付けていた背番号「3」の後継者になると思われる浅村栄斗の打席では身を乗り出して見入っていた。やっぱり「タレント」ではなく「野球人」なのだ。

対戦の動画をYouTubeで見ることが出来る。

この動画で見ると、野田は終始笑顔だが、清原は真剣そのもの。
さすがに野田のフォークに空振りした後は、打席内で苦笑しているようではあるが。
それにしても野田は全球フォークを投げている。
それをちゃんと当てられる清原もたいしたものだ。
きっと練習をして臨んだのだろう。

なお、この放送後に話題になっていたが、清原の黒さが際立っている。

「野田は野田なのに、清原はブーマーになっとる」

というネット上の書き込みには思わず笑ってしまった。

野村ノート(5) 打者に共通する苦手ゾーン

野村ノート/野村克也著(小学館文庫) 』より。

多くの打者に共通する苦手ゾーン

1.外角低目へのストレート
2.低目への変化球
3.特殊球
4.内角への快速球やするどく小さい変化球

1.が原点。投手はブルペンでそこにきちんと投げられるように練習している。
先発バッテリーには、初回に何球か原点に投じ、その日の原点能力を計りピッチングを組み立てるよう言っている。

1-1から2-1に追い込むと、右対右もしくは左対左の場合、打者は無意識に内角と外角の変化球をマークする習性がある。この場合原点が死角となって見逃し三振することがよく見られる。

3.の代表例はフォークだが、佐々木や上原はその精度が抜群だった。

その打席の最初に投げる内角球は決してストライクゾーンに投げるなと言っている。打者の反応を見て、狙ってくるのかこないのかを見極めることが大事。

清原の現役時代を見ていて、投手と駆け引きしている様子がまったく伝わってこなかった。明らかに投手が清原を怖がり、まっすぐなんか絶対来ないシチュエーションでも、まっすぐを待って変化球の明らかなボール球に手を出して三振している光景をよく見かけた。

80年代ルーキー秘話(2)

Number 774号 ルーキー秘話。~プロ野球大型新人伝説~(2011年3月10日発売) 』より。

桑田真澄 & 清原和博

甲子園時代のほうが何倍も印象は強いが、プロ入り後も時代を確実に作っていった二人。

桑田は1年目から、「上半身を鍛えれば球速、下半身を鍛えればコントロールが向上する」と理論を展開。先輩たちはそんな桑田を「不思議で陰気」と感じ、”マジックインキ”とあだ名した。

西本しかり、我が道を進む人間は周りから疎まれるもの。
それが、プロ野球の世界にまであるのは寂しい話ではあるが。

 
清原に「プロとは何か」を教えたのは東尾。
銀座でツケで飲めるようになってこそ一人前だと、清原を夜の街に連れ出した。
東尾の清原への言葉。

好きになった女がいたら、グラウンドに連れて行け。汗と泥まみれの姿に何も感じないヤツならやめておけ

また、天真爛漫そうな清原ではあるが、不振に陥った時、室内練習場で涙を流しながら打ち込む清原の姿が目撃されている。

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阿波野秀幸 & 西崎幸広

渡辺久信と合わせて、トレンディ・エースと呼ばれた。彼らはスタミナをつけるために、野球選手定番の焼肉ではなくプロテインを好んで摂取。投げ込みよりも、メジャーで流行していたウェイト中心のトレーニングを重視する。そんな世代の”走り”だった。

それまでセ・リーグを中心にしか見ていなかった自分にとって、阿波野、西崎に西武の渡辺、工藤が球界を引っ張るパ・リーグが眩しく見えたものだった。