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清原のこだわりが見えた野田との1打席真剣勝負

Sponichi Annexに連載されている中川充四郎氏のコラムより。
西武OB清原氏に見た「野球人」のこだわり』。

2013年の8月30日から9月5日まで「レジェンド・シリーズ2013」と銘打って、パ・リーグの各球団は往年のユニホームを着用。それに関連したイベントとして、8/30の試合前に西武OBの清原とオリックスOBの野田が「1打席真剣勝負」を行なった。

打席での清原の表情は真剣そのもので笑顔はなし。とはいっても右前に落とした対戦後には笑顔を見せた。その後、右打席をならしたのは、昨年の自身の始球式後にマウンドをならしたのと同じ気持ちからだろう。

もう一つ感心したのは自前のバットとヘルメットを持参してきたこと。バットは借用しヘルメットまでは用意しないのが普通。これが清原の持つこだわりと「野球の美学」だ。イベント後の試合観戦で、おそらく来年から自分が付けていた背番号「3」の後継者になると思われる浅村栄斗の打席では身を乗り出して見入っていた。やっぱり「タレント」ではなく「野球人」なのだ。

対戦の動画をYouTubeで見ることが出来る。

この動画で見ると、野田は終始笑顔だが、清原は真剣そのもの。
さすがに野田のフォークに空振りした後は、打席内で苦笑しているようではあるが。
それにしても野田は全球フォークを投げている。
それをちゃんと当てられる清原もたいしたものだ。
きっと練習をして臨んだのだろう。

なお、この放送後に話題になっていたが、清原の黒さが際立っている。

「野田は野田なのに、清原はブーマーになっとる」

というネット上の書き込みには思わず笑ってしまった。

野村ノート(3) フォークボール対策

野村ノート/野村克也著(小学館文庫) 』より。

フォークを打つには、あるいはボールゾーンに落ちるフォークに手を出すことなくバットを止めるにはどうすればいいか。多くの打者が、技術を磨けばなんとかなると思っている。しかし、技術だけでは限界がある。私自身プロ入りして7,8年たったころにそのことがわかった。

プロのレベルであるならば100%フォークが来るとわかっていれば、たいていは対応することができる。ところがほとんどの打者が内角への速い球に対して警戒心、あるいは苦手意識があり、追い込まれるとどうしても内角球をマークする度合いが強くなる。しかも日本人の多くの打者は見逃し三振をしたくないために、追い込まれるまでは変化球にヤマを張っていても、ツーストライクを取られるとA型(直球に重点を置きながら、変化球にも対応しようとするタイプ)に変わる。イチローのような天才的な打者を除いて、ほとんどの打者は、変化球をイメージしながら直球に対処することができないからだ。

それでも、フォークはマークしないと打つことが困難な特殊球。
対策としては以下が考えられる。

1.目を大きく開いてミートするまでしっかり見るという意識を徹底する
2.力をうんと抜いて備え、目線を高めのストライクゾーンに置く
3.内角速球のマーク度を軽くして、素直にピッチャー返しのバッティングを心がける
4.クセが出やすい球種なのでクセを探す
5.どうしても対応が困難な打者は配球を読む

なかでも、3.に関連して、日頃から内角に強い印象を与えておくと有利となる。バッティングにおいて、内角の苦手意識やマーク度が高くなると、大事な「壁」を崩す原因となる。結論として、打者は内角球を打ちこなせないとプロでは飯は食えない。