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タグ : キャッチャー 4件あります

里崎智也のキャッチャー論

引退が惜しまれる千葉ロッテの里崎智也選手。

THE PAGE に興味深いインタビュー記事(『引退・ロッテ里崎が野村克也氏、古田敦也氏より優れていた知られざる記録』)が掲載されていたので紹介。

THE PAGE の記事タイトルにもある里崎が持つ記録とは、1000試合以上出場している捕手の中で、捕逸、すなわちパスボールの通算記録が最も少ないというもの。
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プレーイングマネージャーとなった谷繁元信へのインタビュー

NumberWeb上の、Nikonの双眼鏡のタイアップ記事広的なもので谷繁へのインタビューが掲載されていた。(「谷繁元信「流れを読む“観察眼”」」)

「うわーっ、プロ野球選手はでっかいなー!」
30年前、広島市民球場で生まれて初めてプロ野球選手を生で見た谷繁は驚嘆した。
「バックネット越しに見た原辰徳さんの体つきにびっくりしたんですよ。とくにふくらはぎの太さには驚いたなあ。いざ自分がプロに入って打席に迎えたときも、やっぱりぶっといなあと感じました。うちのGM(落合博満)を初めて見たときも、すごいふくらはぎだなって思いましたね。ふくらはぎの太いバッターはやっぱり飛ばします」

確かに、近くでプロ野球選手を見ると、その大きさもさることながら、何よりも、その”厚さ”に驚かされる。

ピッチャーが不調のときは、よかったときの映像を頭の中で呼び出して再生し、ずれているポイントを見つけてアドバイスする。相手打者に対しても、打席の入り方、力の入り具合、タイミングの取り方を観察し、狙いを見抜く。

何千回、何万回と映像を見て、それを自分の中に貯めることで、試合が見えるようになってくる。昔は頭が高速で動いてポンポン早いタイミングでサインを出せる期間というのが1カ月くらいしか続かなかったのが、いまは1年間を通してフラットにその状態を維持できるようになってきました

栗山も言っていたが、キャッチャーは経験を積めば積むほど能力が高まっていくということ。

僕は常にピッチャーが投げやすいように、審判が見やすいようにって心がけながら、一球一球集中してキャッチングしています。他のキャッチャーと比較して見てみてください。たとえば、ワンバウンドの止め方ひとつとっても、選手によって動きがぜんぜん違います。膝を落とすのが素早い人もいれば、上体だけで止めに行く人もいる。パッと判断してボールの軌道に入っていく上手さは、意識してないと気づきにくいポイントなので、ぜひ注目してほしいですね

谷繁が佐々木のフォークを捕るために猛練習した話は有名だが、今もそこは大事にしていることがわかる。

なお、蛇足ではあるが、Nikonの双眼鏡とこの記事との関連のなさ加減は凄まじい。

投手に言いなりのリードと酷評される鶴岡慎也に奮起を期待

Number Webの永谷氏のコラム『正捕手鶴岡を手放した日ハム、異例の決断のワケ。~横浜高出身3年目、近藤への期待~』より。

近藤健介が期待されているという話は、彼が昨シーズン、場に慣れるために外野手として抜擢されたという話でも知っていた。

 
それはいいのだが、この記事では、放出された鶴岡への評価が厳しいことに驚いた。
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女房はドーベルマン(3) その他

女房はドーベルマン(野村克也著)』より

プロ野球といえども、まずは興業であり、人気商売。巨人ファンがいればアンチ巨人ファンもそれに匹敵する数がいる。私はアンチ巨人ファンが喜び刺激を感じることは何かを考え、巨人批判、長嶋批判を繰り返してきた。

さらに、巨人を挑発した理由がもう1つある。プロ野球とは「戦い」である。
野球を試合と思っているうちはまだアマチュア。
試し合いではなく、真剣勝負。この2つでは当事者の意識が違う。

攻撃において監督としてまず考えなければならないのは、得点圏に走者を置くこと。
塁に出るのは選手の仕事だが、セカンドにランナーを進められるかどうかは監督の采配が七割以上を占めている。

日本の今の応援スタイルは、選手に感動を与えにくい。1つ1つのプレーに観客の生の反応がかえってきていない。選手の観客への反応もしかり。

試合時間の短縮、プレーのスピードアップを目的にバッターボックスを外すな、サイン交換を速くしろと言われるが、ピッチャーの制球力が下がっているのが一番の原因。

キャッチャーは完全主義者でもある。人間のやることだから完璧などありはしないと思ったらおしまいだ。常に完璧なゴールを想定し、試合後そこにどこまで近づけたか反省する。
最初は完全試合を狙い、次にノーヒットノーラン、完封。いつもそう考えていた。

断言するが、野球というスポーツの奥深さも楽しさもキャッチャーというポジションに集約されている。どんなポジションにつくにしろ、野球を志す人は、一度はキャッチャーを経験したほうがいい。

私は、技術力、あるいはパワーやスピードだけでは、野球は絶対に勝てないという考え方に立っている。技術以外の無形の力、たとえば観察力、洞察力、分析力である。

野球について考えるとは、とりもなおさず人間について考えることだと言っていい。人間について考えるとは、人間の心理や行動について考えることである。

変化球を投げる理由。
1つはストレートのスピード不足を補うため(ストレートが速ければ変化球がなくとも打ち取れる)。1つはコントロールミスで打たれる可能性を低くするため(変化球を待っていればど真ん中にストレートがいっても打ち損じる確率が上がる。また、変化球を意識させるだけで効果がある)。

進行中のゲームについて話す解説と、結果がわかったあとに責任を負って書く評論は大きく違う。

阪神監督時代

男として童貞かどうかは、案外大きな意味をもつ。井川にも童貞を捨てるよう直言した。

サッチーには、ヤクルト時代のような覇気がなくなったとはっぱをかけられていた。

東京地検特捜部の家宅捜索の際には自分のノートも持っていかれた。

阪神は、野村の今後のことを考え、解任ではなく辞任とした。

マスコミとの付き合いがいかに難しいかを実感した阪神での三年間。

星野監督は気配りができ、処世術にもたけている。