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カテゴリー : コラム 28件あります

山本昌が打たれないのは球界の迷信のため?!

本日の日経朝刊の権藤さんのコラムは、昨日最終登板を終えたばかりということもあって、山本昌の話題。

今回はいつものような権藤さんならではの洞察や意見は含まれておらず、やや物足りない。

 
ただしその中で、山本昌のストレートの球速が基本的に130km台という周知の事実に加えて、40歳を過ぎてから急速が増し、43歳のときに東京ドームで記録した143kmが人生最速ということが載っていた。これは知らなかった。

また併せて、山本昌が打たれないのは球界の迷信によるところが大きいという広沢克(広澤克実)の話が紹介されていた。
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長嶋さんの松本匡史への教え

今日の日経朝刊、篠山正幸氏のコラムにて第一次長嶋巨人の時の、監督のユニークな指導法について触れられていた。
指導法自体はさほど驚く内容ではなかったが、記事内に 青い稲妻 の愛称で80年代に人気を博した松本匡史氏のエピソードが載っていたので、一気に興味が増した。
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権藤氏が評価する進藤達哉のコーチ手腕

ベイスターズの躍進が止まらない。
こうなると、スポーツメディア上でベイスターズに関する記事が増えてくるのが当然の話。

つい、先日のWeb Sportivaの記事『始まりは2年前。DeNA筒香嘉智はいかにして覚醒したのか?』では、成長著しい筒香と、筒香を育てた大村巌打撃コーチについて書かれていた。
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DeNA久保康友のクイックモーションの速さ

本日の日経朝刊、篠山正幸氏のコラムにて、西鉄の稲尾や巨人の別所は、適度に打たれるが、ランナーが出るとスイッチが入って抑えると。そのハラハラドキドキ感がたまらなくて、エースたるもの適度に打たれなさいという自論を展開していた。

そっちのほうが確かにハラハラはするが、果たしてエースがそうあるべきかというと……その判断は個人に任せるとして、そのコラムの中で、DeNA久保康友のクイックモーションが凄いと絶賛されていたのが気に留まった。
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落合博満のキャンプ&オープン戦論

キャンプシーズンも終盤を迎えようとしているが、興味深い記事を見つけたのでメモ。

ベースボール・ジャーナリスト横尾弘一氏によるベースボールチャンネル上でのコラム『”打席でバットを振らなかった理由” 落合GM流オープン戦の考え【横尾弘一「野球のミカタ」】』より。
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権藤博と森繁和が語る投手論

ちょっと昔(2013年)の記事だが、Number Webに掲載されていた『<プロフェッショナル対談> 権藤博×森繁和 「修羅場を制する投手論」』より。

まずは権藤さんによる仰木さん評。 続きを読む

山本昌と川村丈夫の共通点

12/11の日経本紙上での権藤さんのコラムより。

「腕の振り」の重要性については、プロ野球の中継でもしばしば耳にする。
解説者の多くは、変化球を投げる際にストレートと同じ振りで投げれるかどうかが重要だと説く。
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イチローの変化と残してきた言葉

日経電子版上で、鉄村和之氏と丹羽政善氏のセミナー(?!)の様子が記事となっていた。
イチローの打撃変化 持ち味のゴロ増すも三振率高く

2014年のイチローは、打率こそ.284と、初めて3割を下回った2011年以降ではもっとも良い数字を残したものの、ヤンキースの起用方法もあり、打席数は.385にとどまる結果となった。

丹羽氏はイチローのゴロ率に着目。
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入団以来本塁打ゼロ記録を続ける千葉ロッテ 岡田幸文

THE PAGEの7/7の記事『ロッテ岡田、入団以来本塁打ゼロの珍記録 まもなく達成』より。

記事によると7月7日時点で、入団以来通算1745打席本塁打がなく、現記録である東京セネタースの横沢七郎氏の1770打席まで残り25打席と迫っていると。

本塁打が打てなくても生き残っている選手はいくらでもいるわけで、それ自体はさほど珍しいことではない。

本人もこう語る。

僕は打球が飛びませんから、フライを上げてしまってはノーチャンスなんです。強い打球、ゴロを転がして塁に出て、野球やピッチャーにプレッシャーをかける。塁に出るということが自分に求められているものだと思っています

さもありなん。

あわやホームランという当たりがなかったのかという問いに対しては、

去年、西武ドームでありました。相手投手は確か牧田でした。でも前に守っていた野手が少し下がっただけで、フェン直にもならなかったです。ホームランの感触というものが僕にはわからないわけですが、『これじゃないか』という手ごたえがあった打球だったんですけどね

ホームランの感触というものが僕にはわからない」と言い切るあたりに、むしろ清々しさを感じるコメントである。

当然ながら、ホームラン以外の事へのこだわりは強い。

使っているバットは2010-11年と今では違うらしい。

2010年、2011年は、960グラムの“つちのこバット”で、グリップをひと握り半も余して「ポイントを体に近づけ、詰まってもいいから、体を使って振り切る。外野の前に落ちればいい」というバッティングを心がけてきた。だが、現在はバットを900グラムの少しグリップの細いものに替え、芯で捉えた際、外野の間を抜けるほどの長打力を求めている

盗塁について。

牽制の癖は見ない方です。盗塁も感性と勇気。スタートは早くないので中間スピードとスライディングでカバーしていいます」と言う。「ここで滑る!」というタイミングをひと呼吸我慢してベースの近くで滑るのがミソ。怪我の危険性は高いがベース際のスピードが増すのだ。

そして、守備について。

一歩目とスタートを意識しています。ピッチャーの球種、球質、調子、バッターのタイミングの取り方と、その日の調子などを見ながら、打つ前には、もう動いているという感覚を持っています。データは見ません。感性です。それは練習の中から数多く打球を受けて磨きます。裏をかかれることもありますが、それでもグラブに収まってくれるような守備をしなければならないし、10回に一度の、その確率を減らしていかねばなりません。ゲーム展開によっては、『いける!』と確信したら勝負しにいきます

盗塁も守備も感性重視なのだ。

厳しい状況にある千葉ロッテだが、岡田選手がチームの雰囲気を変える働きをしてくれることを願ってやまない。

2番打者論は面白い

Number Webの氏原英明氏による『2番は“ゲームを動かせる打順”。野球を変える「2番打者再考」論。』より。

まずは、西武の栗山巧。
2008年に、2番打者として最多安打のタイトルを獲得し西武の日本一の立役者の一人となったことは未だに印象に強く残っている。既に6年前ではあるが。

僕の前が片岡さん、中島さんとおかわりが後ろにいる打順で、そこに挟まれて2番をやれたのは大きかったです。最初は、苦しみながらヒットを打つことを考えていたんですけど、どうやってヒットを打つかと考えたときに、流れに沿った中でプレーした方がヒットになりやすいことがわかってきました。

たとえば、片岡さんはその当時50~60の盗塁がありました。単純に考えたら、相手のバッテリーはスチールを防ごうと思って、外のまっすぐが多くなる。またゲッツーを狙いに来た時は、外のシュート系が多くなる。そして、後ろに中島さんとおかわりがいるから、僕には四球なんか出せないんですよね。つまり、ストライクゾーンで勝負してくる。

早めに追い込んでくるから、カウント球は、緩い球から入ると考えて打席に立っていました。

昔と違って、前の打者が出塁したら2番打者は必ず送りバントのような画一的なパターンはなくなってきた。
そして記事内でも、最近は良く聞く話ではあるが、守備側は送りバントを嫌がっていないという話に。

2013年、序盤戦を主に2番で起用された千葉ロッテの角中勝也は、打者心理と野手心理の両面があると語っている。

1番が先頭で出塁するとチャンスですけど、さらにそこで2番がヒットを打てば、一、三塁になって得点チャンスを広げられる。自分的には、簡単にバントをするよりも、そっちの方が相手としては嫌なんかなというのは感じました。

バントするのがダメってことじゃないんですけど、2番がヒットでつなげば、チームは盛り上がると思いますし、クリーンアップがきっちり返してくれると、1点じゃなく、2、3点入ってくるチャンスがある。守っているときも感じたのですが、先頭が出塁して、2番が打ってくる方が守りにくいと思います

セパのキャッチャーも以下のように語る。

黒羽根利規(DeNA)

展開によりますけど、序盤はバントをしてくれる方が楽です

炭谷銀仁朗(西武)

送りバントか強攻か、どっちがいいかというより、送りバントはさせた方がいいと思います。警戒しすぎて、ボールが先行する方がもったいない

投手はどう感じているのか。
中日の大野雄大こう言う。

序盤、特に初回であれば、投手は最初のアウトがほしいというのもありますから、ノーアウトでランナーが出て、打ってこられる方が嫌ですね。『ランナー二塁』は得点圏ですけど、走者が還ってくる確率というのはそれほど高くないし、得点圏打率で5割を打つ選手はそう多くないですよね。そういうことを考えると、序盤の送りバントは助かります。特に僕のようなタイプは、序盤は手さぐりで投げているところがありますから、初回だったら、ワンアウトでホっとできる部分があります

この発言からは実感が伝わってくる。立ち上がりが不安定な投手は多いだろうから、そこで労せずしてワンアウトとれるのは楽なのだろう。

栗山巧はこうも語っている。

フリーで打つという権限を与えてもらえればの話ですけど、初球から打ってもいいし、待ってもいいという役割をもらえたら、2番はゲームを動かすことができる打順やから、面白いと思います

この記事自体は当初期待したほど2番打者論に踏み込んでおらず、バント論に重きを置いてしまっているので残念だが、2番打者という存在が面白いことに変わりはない。赤坂英一氏の「2番打者論」をやはり読まねばいかんと痛感。