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野村ノート(1) 選手の教育

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野村ノート/野村克也著(小学館文庫) 』より。

何もしなくて、あるいは選手をおだてて好き勝手にプレーさせておいて、何年も優勝争いができるチームは出来上がらない。

負けが続けばチーム内に不協和音が生じ、その矛先は監督に向けられる。意味不明な、判断基準がわからない采配や根拠のない選手起用に選手はやる気を失い、こうした不満がマスコミや外部に漏れ、また新聞・雑誌がおもしろおかしく囃し立てることで士気が下がり、チーム力は低下していく。

不確定要素の多いスポーツにあって、常に安定した成績を残すためには、やはり原理原則に基づいた実践指導が何よりも大切となる。だからこそ監督には選手の意識を変える、教育という大きな仕事が求められるのである。

心が変われば態度が変わる。
態度が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
運命が変われば人生が変わる。

すなわち、心が人生を変える。

管理する者は、絶対に結果論で部下を叱ってはいけない。
もちろん根拠もなく勝負して負けてくるような選手は別。

野球というスポーツは4対6、時には3対7ぐらいの戦力差が生じても弱者は十分勝負になる。強い者が必ず勝つとはかぎらないのが野球である。要は考えて戦えば勝てるチャンスはある。

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