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掛布と安藤統男監督とのちょっとしたエピソード

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「THE PAGE」で掛布さんが連載記事を書いている。
その中で、先日の中村紀洋の球団とのトラブルに関して苦言を呈しているのだが、それに関連して掛布自身のエピソードが紹介されていた。

1984年に神宮でこんな経験をしたことがある。1点のビハインドで迎えた9回二死一塁で4番の私に打席が回ってきた。一塁走者は、現在、スカウトの北村照文だ。快足の北村には、「行ければ行っていい」のいわゆる「グリーンライト」のサインが出ていたが、私は「4番バッターのケースで走ることはないだろう」と考えていた。しかし、北村は盗塁を仕掛けて失敗。私は、バットを振らないままゲームセット。腹立たしさの前に「え? 何が起きた?」と呆然とした気分になったことを覚えている。

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当時の阪神の監督は安藤統男氏。

試合が終わってホテルに帰ると、安藤監督が、話があるという。「私が『待て、走るな』のサインを北村に出しておくべきだった。私のミスだ」。安藤監督に、そう説明をしてもらって納得した。

4番バッターとしてのプライドが保たれたのだろう。それに不思議はない。

それよりも、北村は確かに俊足のランナーだと思うが、この年のホームラン王にも輝く掛布の打席でもグリーンライトのサインが出ていたのが驚き。

北村の生涯盗塁数は114個で成功率.687。
この年は9盗塁。しかし7つ盗塁死があるので成功率.562と微妙な年だったのだろう。

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