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究極に自己評価の低い選手と評される黒田博樹

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『Number June2012』に掲載されていた、黒田博樹上梓の『決めて断つ』への芦部聡氏の書評コラムより。

そもそも、上宮高校時代、黒田がエースではなく、控え投手だった話は有名。
そして、そこでは過酷な理不尽ともいえる練習をさせられていた話も有名。

New York Timesにその時の話が記事にされているほど。
In Japan, Yankees’ Kuroda Was Molded by Pain – The New York Times[英文]

『決めて断つ』によると、上宮での暗黒の3年間により、黒田はゴルフでいう「イップス」と呼ばれる状態になり、腕が縮こまってしまいキャッチボールですらコントロールがままならなかったという。

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専修大学に進んだものの、当時の専大は東都大学リーグ2部の弱小チーム。1部で活躍する青学の井口資仁や今岡誠といった同級生に、見下されているような雰囲気を感じ、被害妄想にかられていたという。

結局、広島カープの苑田聡彦スカウトの熱意に心打たれ、広島に入団したことで今があるわけだが、この高校大学の7年間がいかにしんどいものだったかが、書評を読んだだけでひしひしと伝わってくる。

人生山あり谷あり。
そんな当たり前のことを、わかりやすく教えてくれる人物である。

黒田の代理人スティーブ・ヒラードによると、黒田は「究極に自己評価の低い選手」だと云う。
ヤンキースでの今の大活躍をもってしても、それは変わっていないのだろうか。

 
<<追記>>
上宮高校は、世界の舞台で輝く黒田に、理不尽な扱いをしていたことが世界中でシェアされている今、どんな心持ちなのだろうか。

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